言うは易し、示すは難し>整数論

Fermatの最終定理のような、数そのものに関する命題は、やっぱり難しい。。多分、まだ証明されていないゴールドバッハの予想:「6以上の偶数は、2つの素数の和で表される」なんてどうやって証明したらいいのか、皆目見当がつかない。。*1

学生の頃に誰かが言っていた話では、

整数論は入りやすいけれど実は奥が深い。何故かと言うと、証明する際の道具立てが少ないから。
 一方、多様体(manifold, variety)やらスキーム(scheme)やらモチーフ(motif)やら、抽象的な概念やその周辺での命題は、一見難しそうだけれど条件が沢山ある分、裏を返せば情報が沢山あるとも言えるので、証明の際には道具立てが多くて比較的簡単なことが多い

最近、料理をやるようになって、同じようなことを感じているが、手間がかからない調理の方が、本当にオイシク作るには難しかったりするなー、ということ。

ピアノでもそうで、音が多めのブラームスよりモーツアルトの方が、「ごまかしが効かない」ため、人前で弾くとなると途端に難易度が上がる気がする。。

体当たり芸人江頭2:50
「格好悪いことは格好いいこと、格好いいことは格好悪いこと」
と言っていた気がするが、
「難しいことは易しいこと、易しいことは難しいこと」
なのかも知れないなんて思ったり(笑)

・・個人的な偏見なので、あまり真に受けないで下さい・・・(汗)

*1:以前、解析数論の本で「4つ以下の素数の和で現せる」というところまでたどりついた文献を見つけたが、それにしたって「何で整数論の命題なのに解析が出てくるのよ、、」という思いは未だに残っている。。