素数は無限個あります、ていうことの証明

ちょっと会社に行く電車の中で気になったので(笑)、復習がてら。

(証明)
背理法で証明する。仮に無限個でなく有限個だとする。*1
すると、一番大きな素数が存在するはずなので、それをnとおく。
このとき、数Nを次で定義する:N:=n!+1
以下の2通りについて考えてみる。

 N>nなのでnが最大の素数であるであることに反する。

 Nは次のような積に分解できる。N=m_1*m_2*...*m_p, m_1, m_2, ..., m_p>1
 N=n!+1だから1=m_1*m_2*...*m_p-n!.右辺は最大の素数までの全ての整数の積だから、例えば m_1を含む。よって、1が1以上の積に分解できることとなり矛盾。

(1), (2)のいずれにおいても矛盾が成立するため、素数は有限個とはなり得ない■

*1:背理法の仮定