なんで(-1)x(-1)=1なの?って話。

中一くらいで疑問の思うありがちな話ですよね〜。でも、「整数の数体系」を考える限り、こうならざるを得ないんです。*1
この手の話のって、証明しちゃえば、まずはぐうの音も出ませんよね。

では早速〜。

Prop.
(-1)\times (-1)=1である。

Proof
まずは、
1+(-1)=0
ですよね。両辺に-1を書けると
(-1)\times (1+(-1))=(-1)\times 0
で、左辺=(-1)\times 1+(-1)\times (-1)=-1+(-1)\times (-1)、右辺=0なので、
-1+(-1)\times (-1)=0
両辺に1を加えて、
(-1)\times (-1)=1
ですね。■

さて、上の証明を眺めてみると、

  • 1+(-1)=0の両辺に対して、-1を掛け算
  • 分配法則の適用
  • -1\times 1=-1
  • -1\times 0=0

という「ルール」を適用しただけです。

逆にこれらの「ルール」が成立する体系であれば、常に(-1)\times (-1)=1という等式は成立することになります。

寝起きで何だか頭が寝ぼけてるんですが(汗)、ま、そういうことで(笑)

*1:話はややこしいので、詳しくは説明しませんが、そうじゃない「数」の体系も作れるカモですが、今日は話しません